書き溜め漂流記

食後すぐ横になるのが好きな人間の毎日。メランコリックと共存しています。

小学校受験の話

 

受験シーズンですね。

 

大学受験もいよいよ全国共通が終わり、私大一般に向けての大詰め。

 

懐かしい。

 

もう何年も前だ。

 

大学受験は頑張ったが、その前に頑張った受験と言えば小学校受験だ。

 

 

頑張ったというか、小学校受験はほぼ親が頑張るものというイメージ。

 

 

実家は学歴コンプレックスが特別ある家だったようには思わないが、私が小学校受験を受ける際かなりのお金をかけてもらった。

 

父は西の私大、母は理系大学中退という経歴で、親戚をたどっても学校にこだわるような家ではなかったと思う。

でも、私が当時住んでいた場所柄なのか、周りが私立の一貫校を受ける子も多くその流れに乗ったのかなと。

通っていた幼稚園が私立でその同級生の家がとんでもない家ばかりだったのは子供ながらに印象に強くある。

 

ちなみにうちはごくごく普通の家庭だ。自分以外にも何人かは普通の家の子がいた。

 

 

そんなこんなで私は、とんでもない月謝のお受験塾、◯◯会にぶち込まれ

やりたくもない箸の練習や洋服のたたみ方を週何回もさせられた。

 

箸の練習くらい家でできるだろ、とツッコミたくなる。

 

摘むのは、決まってプチトマトか小豆。

 

家で箸で指しながら食べていた私にとって苦行だった。

 

こんなこともあった。

 

ある男の子が使ったトイレに入ったとき、う◯こが流れていないでそのままだったのだ。

流れていないう◯こに遭遇したのはこれが人生で初めてだったので、幼い私は初めて見る他人のブツに激しく動揺した。

 

私は正直者だったので、その子のお母さんにしっかりとそのことを報告した。

 

今でも覚えている、キレイな1本糞だった。

 

まず教えるべきは、トイレの流し方だろう。

 

 

 

あとは毎回、授業の初めに自己紹介をする練習をさせられ、好きなものと嫌いなものを答えさせられる。

私は毎回、同じような答え方をしていたが中には違う答えを用意している女の子がいて、この子は嫌いなものが多いな~と呑気に聞きながしていた。

 

この子の親はとにかくすごい、何というか熱が入りすぎていた。

基本お受験塾は、親が教室の後ろで子供の様子を見守りながら過ごす。

 

この子が何か間違えた回答をすると、母親が容赦なく席まで来てひっぱたくのだ。

 

みんなびっくりして、その後はいつも以上に教室が静かになる。(その子は無事志望校に受かったそうです、報われて本当によかった)

 

そんな塾通いは嫌だなと思いつつも、それなりに楽しかった。

 

帰りに、駅の近くにあるカフェでココアとドーナツを買ってもらえるから。

 

単純だ。

 

 

大きくなって知ったがああいう塾はお月謝がとんでもなく高い。

 

金額を見てひっくり返った。

 

今となればありがたい、感謝すべきことだ。

 

次は塾通いの結果私が受験でどうなったかをお話ししようと思う。