書き溜め漂流記

食後すぐ横になるのが好きな人間の毎日。メランコリックと共存しています。

胃の話

書こうとか、これ書きたいとかそういうものはたくさんあるはずなのに

 

いざ人目につくものとなると、いや今はこれは違うとか、これがいいとかいろいろ考えあぐねて打つ手が進まないこともある。

 

まぁいいか。そんなに気にしなくても。

 

 

最近家で飲むコーヒーのおいしさに気がついてしまい、外で飲む頻度が圧倒的に減った。

 

セブンイレブンで最初、紙コップに5回分入った粉末タイプのコーヒーを購入していたのだが、

ミルクや砂糖など使わない付属品がもったいなくて、即10回分入ったよりコスパのいいパックのものに変えた。

 

数回にお湯を分けて入れるので、ちょっとゆっくり時間をかけながら淹れていくのだが、これがまた部屋にコーヒーの匂いが充満していくのでなかなかいい。

 

朝はコーヒーの匂いで頭をシャキッとさせるという流れが出来てきた。

 

 

おかげで1日に飲む量が増えた。

 

そのせいなのか脱水が起きて、身体中がただでさえ乾燥しているのに加えてさらに悪化した気がする。

 

コーヒー代を浮かせたら今度は保湿クリームを買う羽目になったので結局コスパとはなんだったのだろう…

 

 

コーヒーの量が増えた分水を飲む量も増えてトイレの回数が増えた。

 

固形物を胃に入れるキャパシティがそろそろ危ない。

 

水腹でいつもタプタプだ。

 

 

 

胃の話で思ったのだがここ1、2年だろうか。

 

 

以前より圧倒的に食べられるものの幅が狭まった。

 

胃の容量はさることながら、ちょっと重たいものを食べられるタイミングが難しくなってきたのだ。

 

 

もともとはかなり食べる方で、油物も炭水化物もなんでもよく食べていた。

 

 

食べ過ぎはよくないが、当時の胃の調子は問題なかった。

 

 

加齢のせいもあるが、喫煙や飲酒も関係あるだろう。

 

近頃は消化不良をすぐ起こすので、食べるものが難しくなったのだ。

 

消化に良いとされるうどんですら、最近は重たくて野菜を多めに煮込んで麺は1人前の半量でちょうど良い。

 

白いご飯も1膳食べるとかなりきつい。

 

お腹が苦しいのと、食べて数分後にしばらく継続される胃のむかつきが気になる。

 

特に油物はそうだ。

 

気持ち的に食べたくなることがあるのだが、

 

久しぶりについ先日、唐揚げを2つほど食べたところ翌日もなんとなくお腹がずっといっぱいな感じがしてショックを受けた。

 

 

これが老化か…

 

 

一時期体型を気にして油物を避けた若かりし頃の自分に説教したくなった。

 

 

食べられるうちに食べておけ。

 

気がついたらそれは食べたくても体がついてこなくなるぞ。

 

と。

 

 

本当にケーキでもトンカツでもなんでももっと楽しく普通の量が食べられるうちに食べておけばよかった。

 

 

食べる楽しみというのはいつ間にか制限ができてくる。

 

 

もちろん年齢関係なくいつまでもなんでも食べられる人もいるだろう。

 

だが、若いうちほどそれらを避けて食べないことほどもったいないことはないと思った。

 

 

今は太るからヘルシーにしよう、じゃなくて、食後の胃の状態を考えた食事選びが中心になっている。

 

 

こんな悲しいことはない。

 

 

 

いつか大人たちが言った、だんだん食べられなくなるよという言葉。

 

そんなはずないジャーンなどと、日本昔話のようなご飯に焼肉を食べ、〆に冷麺までしっかり食べていたあの頃。

 

仕事や生活に追われ、気がついたら本当にそうなっていた。

 

私はストレスがたまると、どちらかというと食べることができなくなるタイプ。

 

 

年を重ねる意味を日々身体で実感するのってこんなに悲しいんだな…

 

 

できるなら今ケーキバイキングとかに行って端から端まで全部食べてみたい。

 

 

若者よ、今のうちに

 

食べられるうちに食べておくが良い。