書き溜め漂流記

食後すぐ横になるのが好きな人間の毎日。メランコリックと共存しています。

躁鬱と蛍の話

夏が来た。

朝と夕暮れどきにしんみりとしてしまう季節だ。

 

もう今月も半分近く終わってしまった。ぁああぁぁ…

 

例年通り今年もあっという間に終わってしまいそうだな夏。

 

 

実家から突然

「蛍でも見に行ってきなよ」

と、蛍鑑賞会の抽選URLがメールで送られてきた。

とりあえず、なんとなく押してみたら当たってしまったのだが2名1組のチケットで誰と行けというのだろうか。

 

そういえば生まれてから蛍というものを一回も見たことがない。

 

見たい気持ちと、そんなエモーショナルな初体験を一人でしたくない気持ちがぶつかり合っている。

多分少し前だったら絶対行きたい気持ちが勝っていたが、久しぶりに鬱なのだ。

 

何をしても楽しくない、食欲もない、すぐに涙が出そうになる。

定期的に起こってはいたが、しばらくこの感情から解放されて過ごしていたせいで、久しぶりに苦しんでいる。

張っていた糸がぷつんと切れてしまった気分。

 

酒を飲むと危ないので飲みたくても控えている。

 

嘘です、最近めっちゃまた飲んでしまう。

大量の飲酒がバレると周囲の人にはバチクソ怒られるし、やってること自体は自分にとっても最悪なので、コソコソ夜な夜な泣きながら死ぬほど飲んでいる。

前より酒耐性が無くなったこともあって飲酒量は少なく終えることができるがあのゾーンに入ってしまうと辛い。

 

というか最近は飲む前から泣きそうな気持ちになって誤魔化そうと飲んでいる気がする。

(以前はどちらかというと、あ、鬱になりそうだから飲んどこ、に近い)

それに伴い、泥酔して泣きながら綴る特急呪物「呪の書」の執筆も捗っている。

とにかくノートにいろんなことを書きまくる。

ある時からふと思い立って負の感情をノートにぶつけ始めたのだが結構な分量になってきた。

 

不眠も戻ってきてしまった。

しかしやるべきことが朝からあるのでそこだけは頑張る。

 

というか頑張ってないのに私は何を頑張っていると言っているんだ?

気持ちだけ頑張ってあとは何もしていないのに。

 

そんな感じで暑くなってきたけど、美味いビールはなるべく飲まないようにしているのである。

ちょっと飲むと止まらなくなってきたからね。

 

 

ふと思ったが、精神的な苦しみ(精神病と言いたくないのでここではあえてそう書く)というのは、一生付き合っていくものなのだろうか。

時々考えるが、完治という状態はないような気がしてきている。

 

一回出てしまったら、それをその時々で誤魔化しながら生きていくというか。

躁鬱みたいなものをずっと繰り返して少しでも鬱な部分を減らしたり、躁と鬱の差の幅みたいなものを減らしたり。

その作業の繰り返しでしかやっていけないのかなと。

 

ここしばらくは誤魔化せていたものが誤魔化せなくなってきたんだなあ。

 

でもどうだろう。

試しに蛍を観に行ってそこで泣きそうになったら人前だろうがなんだろうが、涙を流してしまったら意外とスッキリしたりして。

 

あえて夏に誰かと楽しむイベントを一人で積極的に参加するのもありなのかもしれない。

 

というか元々なんでも一人で楽しんでいたのだから今更気にすることでもないけど。

荒療治ということで無理やり出かけようと思います。

あと、今話題のスシローも生まれてこの方一度も行ってないから行ってみようかな。

 

何もしたくないわけではないから、ちょっとお出かけした方がいいのかもな。

 

何を言ってるかわからないけど、書いてるうちに向き合い方が上手くなった私えらいと思っている。そんな感じ。